「阿蘇南郷檜の森」
2021.06.09

 

「阿蘇南郷檜の森」の見本林設定し、看板を設置ました。

 

 この事業は、地域の環境に適し、成長や材質に特徴をもつヒノキ品種「ナンゴウヒ」を将来にわたり育成し、後世に残すため、その造林の歴史・材質特性や施業方法等を一般の方へ広く理解を深めることを目的に実施しました。

 

 まず、見本林となる山林を自薦、他薦にて募集。

 

高森町・山都町・南阿蘇村の9名が応募され、その山林は、いずれも適期枝打ち、選木間伐、シカ被害対策など手入れの行き届いた20年生~100年生の山林11箇所(1箇所あたり平均0.50ha)でした。

 

(「ナンゴウヒ」は優良大径材の森づくりを目標)

 

 それぞれの山林は、平坦地だったり、傾斜地だったり、道路沿いだったりと条件は様々で、県職員さんや協議会幹事会員と見本林を選定するため調査を実施し、山都町東竹原1箇所に選定。

 

(調査時の様子)  

 

 その山林周辺の森林所有者の協力もあり地域を団地化(ナンゴウヒ山林38ヶ所、森林所有者18名、森林面積30.57ha )することができました。

 

 この阿蘇南郷檜の森では、フットパスコースとして自由に散策することができる他、地域の特産品で作られたお弁当でもてなされる森林散策ツアーの開催、林業育成の技術研修会が行われたりと、様々な活動が活発に行われている地域でもあります。

 

 この山林について詳しく知りたい方は協議会までご連絡ください。

 

※この事業は、令和2年度森林資源を活用した山村活性化チャレンジ支援事業を活用しています

≪ 一覧に戻る